企業FPが仕事・日常を書くブログ

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2019年秋に火災保険が値上げ!私たちが出来る対策は?

どうして火災保険は値上げされるのか?

2019年秋に火災保険が値上がりするというニュースがありました。ニュースの概要から私たちが取るべき対応をまとめました。

 

今回は、大手損害保険会社の3つのグループが2019年の秋に火災保険の保険料を値上げする方針を打ち出したというニュースです。
火災保険は火災だけでなく、自然災害にも対応しています。

2018年を振り返ると、自然災害の多い年でした。
保険金の支払いから見ても、過去最大の保険料の支払い、つまり被害が多く出た1年といえます。

 

火災保険は個人宅だけでなく、工場や企業の施設なども範囲に含まれます。
2018年度は個人宅だけでなく、工場の機械類が台風の浸水被害に遭ったりして、被害額が拡大したようです。

 

実は、ここ数年自然災害が増加しています。
そのため、保険の収支は悪化してしまい、保険料は値上げ傾向にあります。今回がどの程度値上げされるかはまだ発表されていませんが、きちんと考えていかなければ、保険料の負担はますます大きくなっていくと予想されます。


火災保険値上げの負担を減らすには

火災保険に限らず、保険は万が一の備えです。しかし、万が一に備えるために日々の生活が苦しくなっていては本末転倒です。

逆に負担を減らすために、必要な補償を減らしたり、蓄えがない状態で保険を削ってしまうのも問題です。

保険はあくまで『不測の事態に金銭的に備えるもの』なので、あらゆる事態に備えるには、流動性の高い金銭的な蓄えが大切です。
備えをしっかりしつつ、資産を増やすには家計のバランスを考えることが大切です。
バランスを保つために火災保険の見直しが重要です。

  

火災保険の見直しポイント

現在加入している火災保険の補償をきちんと把握していますか?
火災保険は一度入るとそのままという人も多く、補償を把握していないという方が実は多いのです。
まず、ご自身が加入している火災保険の確認をしてみましょう。

 

住宅ローンを組んでいる場合、金融機関が質権を設定している事もあります。この場所は勝手に解約が出来ないので、火災保険を変更することは難しくなります。

そういった事がなければ、火災保険は自由に変更が出来ます。火災保険は長期契約でも解約することが可能です。

 

火災保険の見直しのポイントは、
1.補償の範囲を必要なもの絞る
2.契約期間を長期に設定する
3.免責金額を設定する
4.割引を活用する
です。

まずは補償の範囲です。最近では自分で補償を選べる保険が増えています。次に契約の期間ですが、長期になれば長期になるほど割安になります。

免責金額は、自己負担額のことです。ある程度蓄えが出来たら自己負担額を増やすことで保険料を抑えられる可能性があります。

そして、最後に「割引の適用」です。割引は保険会社によって異なります。
オール電化割引やホームセキュリティ割引などもあります。新しい保険もいろいろ出ているので、どんな割引があるか確認してみましょう。

 

■参考記事

○十万円節約できる!火災保険を安くする5つの見直しポイント!

 

保険料の値上がりニュースというのは保険を見直す一つのキッカケです。
値上がりする前に加入すれば、値上がり前の保険料で加入することが可能です。値上がり前に保険を見直し、保険を賢く活用しましょう。